目標設定(小・中・高生用)

皆様、こんにちは。
本記事では、小学生・中学生・高校生を主な対象とした、目標設定のワークをご紹介します。学生の皆様は、この文章を読みながら、4つの目標を立ててください。

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目標を立てる意味

人生はよく「羅針盤のない旅」に例えられます。良い方向に人生を進める人もいれば、悪い方向に進む人もいます。人に優しくなっていく人もいれば、自己中心的で利己的になっていく人もいます。また、努力して自分を高めていく人もいれば、怠けてばかりでぐーたらになっていく人もいます。この世界には、行き先もよくわからず、何も考えずに人生を歩んでいる人がとても多い。

そのため、私は「目標」を持つべきだと思っています。

年に1回くらいは、しっかり時間をとって、自分はどんな人間になりたいのか?どんな人生を歩みたいか?を考える。これが決まれば、だいたいの行き先が決まります。そして数年後、1年後、1ヶ月後に何をやるかを決めれば、かなりはっきりと人生の行き先が決まります。

このような目標を持つ人と、何も考えずに日々過ごす人では、10年20年後には、取り返しのつかないほどの差がついてしまいます。1日1日の人生の密度が大きく変わるためです。あなたにはぜひ「目標をもって生きる人」になって欲しいです。

4つの目標

4つの目標

10年以上先の目標/3~5年後の目標/1年以内の目標/達成課題。立てる目標はこの4つです。また、10年以上先の目標は文章で書き(PCなら4行・手書きなら5行以上)、他の3つは具体的な目標を立ててください。そして、それをノートに書くか、PCでまとめます。

ここでいう「具体的な目標」をもう少し補足します。なお「10年以上先の目標」の詳しい説明は、次の項目で行います。

  • 達成期日を、年と月まで決めてください(日まで書いた方がより良い)。その横に、その時点でのあなたの年齢を入れてください。
  • 達成したか、達成できなかったかが、誰の目から見てもわかる目標にします。例えば、「〇〇高校に合格する」なら、誰が見ても、達成できたか否かがわかります。「受験を頑張る」はよくわからないからダメです。そして、数値化できるものは数値化してください。「順位を上げる」ではダメです。「学年〇位以内になる」ならばOKです。

10年以上先の目標

一番最短でも10年後に、もっと先でも全然構いませんが、ある年齢の時点で、自分は『どんな人間になりたいか?』を考えてください。

まず、進学先の目標は必ず入れてください。その上で、具体的な職業・地位・収入等を書いてもよいですが、それよりも、例えば、もっとリーダーシップが取れる人間になる、とか、自分で自分のことを、好きだと胸を張って言える人間になりたい、など、性格面・人間性の話が中心になって欲しいです。

この目標の具体例を2つ書いておきます。これらを参考に考えてみてください。

私は、80歳の時には、自分で「自分は優しい」と胸を張って言える人間になりたいです。人の悪いところよりも良いところを見つけ、たくさん褒められる人間になりたいです。そのため、〇〇高校→〇〇大学と進み、心理学を勉強したいです。もし優しい人間になれたら、きっと幸せになれるはずです。私はこの人生を、幸せなものにしたいです。

僕は将来、弁護士になりたいです。そのために、〇〇高校に入り、現役で〇〇大学法学部に入りたいです。なぜ弁護士になりたいかというと、「困っている人を助けたいから」。今、僕は自分に自信がありません。しかし「自分は社会の役に立っている」という実感が持てたなら、もっと自分のことを好きになれると思うのです。社会の役に立てる人間になり、もっと自分を好きになる。それが私の目標です。

では、1つ目の実習です。PCなら4行・手書きなら5行以上書いてください。書き終わってから、先に進んでください。もし親子で本ワークを行っている場合、これができたら一旦保護者の方に見せてください。

3~5年後の目標

3~5年後に達成したい数値目標を1つ決めてもらいます。ここから下3つは、上で書いた人間に近づくための目標にします。

そして、ここから3つは難易度が重要です。何の努力もせずに達成できてしまいそうな簡単な目標では困りますし、絶望的に無理そうな目標でも困ります。「頑張ったら達成できそうな目標」が良い難易度です。

3~5年後/1年以内の目標例
「〇年〇月(〇歳)に、〇〇高校に合格する」
「〇年〇月(〇歳)に、2学期中間テストで、学年1位を取る・学年100位以内になる」
「〇年4月1日(〇歳)に、警察官になる」
「〇年〇月〇日(〇歳)に、県大会で優勝する」

では、始めてください。親子で行っている場合、これができたら保護者の方に見せてください。

1年以内の目標

1~3個、目標を立ててください。同じく、できたら保護者の方に見せてください。

達成課題

1~3個、目標を立ててください。同じく、できたら保護者の方に見せてください。

達成課題の例
「毎日必ず1時間は勉強する(旅行・病気の時を除く)」
「テスト14日前からは、平日5時間・土日祝10時間、勉強する」
「毎月1,000円以上貯金する」

保護者の方へ

目標に関わる心理学の理論では、アフターフォローが重要だと説かれています。本ワークでいえば、今日以降、ちょくちょく今回立てた目標に関して、お子様と話し合う機会を持っていただくと、より効果があるとされています。

また、この目標設定は年に1回のペースで行うと効果が高いと私は思っております。来年も今回と同じようなタイミングで、ぜひお子様と行ってください。

最後に

今回はこれで終了です。小・中・高生の皆様、今回立てた目標は『自分で立てた目標』です。「自分で決めたことくらいちゃんとやる」。これができる人は優秀です。ぜひ頑張ってください。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。




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