心理学⑨ 『自己理解を深めるためのワークシート』一旦終了

スポンサーリンク

初めに

本稿で、『自己理解を深めるためのワークシート』を用いたワークショップが、一旦終了します。ここまでお読みいただいた皆様、どうもお疲れさまでした。そしてありがとうございます。

本ワークは、ここまでで全9回。結構な分量です。その全てをやり切られたというのは、とても素晴らしいと思うのです。

後日、この内容についても投稿予定ですが、実際に、自分・他者から見て、あの人は変わった、と思われるような大きな成長を遂げるのは、そう簡単なことではありません。一朝一夕ではとても無理です。私は、自分を変えるためには、心理学以上の手法はないと思っています。そう思う人が多いからこそ、心理学に興味を持ち、学び始める人はたくさんいらっしゃいます。しかしそのほとんどは、実際の変化を為す前に、学びを止めてしまいます。やはり人間はそう簡単に変わりません。

しかし、9回も続けてこられたあなたならば、自分を、人生を、大きく変えるという大事業を、成し遂げられるかもしれないと思っています。

本ワークの振り返り

心理学①は、実際のワークを開始する前の準備段階でした。『自己理解を深めるためのワークシート』を作ろう、という回です。

そして、心理学②~⑧が本番でした。

マズローの欲求段階説/エリクソンのライフサイクル論/交流分析から、自我状態/ストローク経済の法則/ラケット感情/禁止令/ドライバー。以上7つの自己分析をしていただきました。1つの理論からだけでなく、人間性心理学・発達心理学・交流分析と、異なった理論から多角的にご自身を理解していただいたわけです。普通のセミナーなら、1万2万ではとても無理な分量です。皆様は、本ワークショップを始められる前より、相当、自己理解を深められたはずです。

そして、多くの学派がいうように、自己理解を深めるということは、ニアイコール成長したということです。気づきのスキルが高い方は、日常生活の中で、すでにご自身のちょっとした変化にお気づきだと思います。その小さな芽を、ぜひ大きくお育てになってください。

最後のワーク

改めてご自身の『自己理解を深めるためのワークシート』をご覧ください。計7つの分析結果が載っています。それをじっくり見ながら、明日以降、ご自身が為すべき達成課題を決めてください。

自己分析をして、自分を知ることは、今までなかった「芽」を出す行為だと考えています。しかし、変化・成長という「果実」を得るためには、その芽を大事に育てていく必要があります。それが達成課題です。余談ですが、学派によっては自己理解を完全にイコール自己成長としていますが、私は自己理解を深めるだけでは、例えば、今まで以上に仕事で成果を出したり、険悪だった人間関係を修復するなどの、目に見える変化・成長は為せないという立場なので、これまでずっと、イコールではなくニアイコールという言葉を使ってきました。心理学の理論を学び、自己理解を深めていく。その過程で必要だと思った課題を自らに課し、日常生活の中でコツコツとそれを為し続ける。これが自己成長の王道だと思います。

達成課題は、ご自身が頑張ったらできそうな、難易度・個数にしてください。いくら立派な達成課題を立てたところで、それが達成されなければ、あまり意味はありません。そういう自分との約束を守ることが苦手は人は、初めは1個だけでも良いと思います。大切なことは、それを着実に実行していくことです。

達成課題の設定が、これまでで一番難しいワークです。しっかり時間を取って、決めてください。必要があれば、各記事に戻って、そこに載っている達成課題例を再度確認してください。決まりましたら、それをワークシートに入力してください。

最後に

私は、これからも『心理学』というカテゴリーで記事の投稿を進めていきます。

心理学①~⑨でご紹介した「心理学の手法を用いて、自己理解を促すワークショップ」は、これで一旦終了です。しかし、他にもご紹介したい心理学の理論が、まだまだたくさんあります。

ここまで本ワークに取り組んでくださった皆様に、極力、お願いしたいことは2点です。1つは、今回決めた達成課題を達成し続けること。そしてもう1つは、心理学①~⑨を読み直し、「自己理解を深めるためのワークシート」を更新することを、1年に1回、少なくとも2年は行うことです。なお、2回目以降は、1日で一気に読んでも良いし、1ヶ月に1記事でも良いと思います。

私は、30~36歳の7年間、最も時間をかけて自己成長に励みました。とにかく経営者としてのレベルを上げたくて、文字通り必死になって学びました。その頃は、毎月2~4日のペースで、主に心理学のワークショップに行き、年で計54個の達成課題を自らに課していました。今から振り返ると、私は「完全であれ」「努力せよ」「急げ」がかなりきつくかかっていたので、駆り立てられるように学んだ、不健全な動機だったと思います。今、同じことをやれといわれても、とてもできませんし、あれはいくらなんでもやり過ぎだったと思います(寝る時間・遊ぶ時間も相当削りましたし、7年間でとんでもない額のお金も使いました(金額が知りたい人はTwitterでDMください))。

私のように、上段でお願いしたい2点だけでは余力があるという人は、今後追加されるワークショップもどんどんやってみてください。やればやるほど、自己成長の速度が上がるのは確かです。

それでは、これで、心理学の手法を用いて、自己理解を促すワークショップを終了します。ここまでお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました。本ワークが皆様の人生に、少しでもお役に立てることを祈っております。




Twitter・noteでJアカブログの更新通知を行っています。本記事を読まれ、気に入ってくださった方は、ぜひフォローをお願いいたします。(下のTwitter・noteアイコンから公式アカウントに飛べます。)

当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。

心理学
スポンサーリンク
株式会社Jアカデミアをフォローする
Jアカブログ

コメント