皆様、こんにちは。
今回は、私が生徒指導をしていた際に、実際に行っていたワークショップを、ご家庭でもできる形にカスタマイズして、ご紹介します。
具体的な進め方
第1ステップ
小学生・中学生・高校生に読んで欲しい記事を別カテゴリーでまとめています。先に保護者様に読んでいただき、『うちの子にも読ませたい』という記事をご選択ください。小・中・高校生向けに、「なぜ勉強しなければならないのか?」「勉強する意義」を記していますので、それを、親・子それぞれ読んでいただく。
【勉強する意義】
やる気を上げたい!【小・中・高】② やる気がないのは、本当にまずいのか?
やる気を上げたい!【小・中・高】③ 高校・大学序列を作ろう!
【進学先などの目標設定】★これが1番お勧めです!
目標設定 小学・中学・高校生用 | Jアカブログ (j-academia.com)
【お子様のアイデンティティ形成の促進】
心理学⑧ アイデンティティ
この記事には、全部で6個のワークが載っています。内容が心理学なので、『こんなのやって、勉強に対するやる気なんて出るの?』と思われる方もいらっしゃると思いますが、1つ2つとやっていただくと、徐々に、しかし確かに、やる気が高まってくるはずです。時間をかけて、6個全てやっていただくのがお勧めです。【この6個は、お子様が第二次反抗期に入られてから行ってください】
第2ステップ
お子様に、その文章を読んでの感想を、書くか話してもらう。記事によっては質問が用意されているので、その問いを、書くか話してもらう。
第3ステップ
それを保護者様が読む・聴く。
注意点
1番のポイント
第2ステップで、お子様が感想・質問に対する答えを話されている際、おかしなことを言ったとしても、まずは『受容』してほしい、ということです。この『受容』というのは、心理学・カウンセリングでよく使う言葉ですが、下にその説明が書かれた場所のリンクを貼っておきます。ここでは一旦、お子様が感想を話されている最中は、口を挟まず、うなずいたり相槌を打つくらいにする、とご理解ください。
ただ、これが難しいです。途中で腹が立ったり、呆れたりして、思わず口を挟みたくなります。しかし上から会話をかぶせてしまうと、本ワークで狙っている効果が結構落ちてしまうので、「私は口を挟みそうだな」と思われたら、感想を書いてもらった方が良いと思います。書き終わってから初めて、親が読む、という形です。
その他の注意点
1.理想は、ノートなら5行以上、書いてもらうことです。
- 「話す」より「書く」の方が効果的です。じっくり考えられますし、手を動かすことで、その感想がより記憶されやすいからです。ただ何かしらの理由で、その時間が取れない場合、「話す」でも構いません。
- 「書く」の場合、制限時間は設けない方が良いです。なるべくじっくり考えさせたいからです。
- 1~3行で、適当に書く子が出ます。その場合、『もっと考えて』と言って、やり直してもらいます。
2.第3ステップの『保護者が読む・聴く』ですが、お子様の感想を、読み終わったら・聴き終わったら、本ワークを終了してくださっても構いませんし、更に話を続けてくださっても構いません。ただ、お子様の感想・答えをメタメタに批判して終わる、というのは避けてください。それだと本ワークをやる前より、やる気が下がってしまいます。
理想は、受容と共感・傾聴です。上手に感想を聴いてあげると、お子様はどんどん肯定的・前向きになり、やる気が増していきます。子育て・人財育成・教育において、傾聴のスキルは非常に有効です。この先、聴き方についての記事も書こうと思っていますので、ぜひそちらもお読みください。
→投稿しました。こちらにリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はお読みください。
聴く力はすごい!
3.否定的な感想しか出てこない場合
『何とも思わない』『別にそれで勉強をやろうとは思わない』等の、否定的・反抗的な感想しか出てこないお子様もいらっしゃいます。私なら『そう思う理由を詳しく教えて』と聞き返し、そこから何故その子はそういう反応をするのかを探っていき、その原因によって対応を決めていきますが、これはなかなか難しいです。
そこで、2つ、お伝えしたいことがあります。
1つ目は「別の方法を考える」です。お子様によって、勉強する理由・やる気になる理由は異なります。そのため、1つの手段をとって、それで効果がなかった場合、『この文章・やり方は、うちの子には効果がないんだ』とお考えいただき、次の対策に移行された方が効率的です。
今後、この「親子でできるやる気向上のワーク」で使う文章は、随時追加していく予定です。仮に今回で効果がない場合でも、時々本ブログを覗いていただき、新しい文章が追加されたら、ぜひ再チャレンジしてください。
2つ目は「後から効果が出る場合がある」です。次のテストなのか、次の学年なのかはわかりませんが、今回、新たに知った「勉強する理由」が、時間をかけてお子様の心に浸透していくことがあります。
人は、新たな考え方・価値観を受け入れるには、心に一定の余裕・余地が必要です。特に思春期は、人生の中で2番目に心に余裕がない時期なので、何かしらの指導を受けたり、本当はその子にとって良い話を聞いても、パッと素直に受け入れないことが多いです。
そのため、親としては、新たな考え方や価値観には、どんどん触れさせてあげる(別の意味でも、思春期はこれがとても大事です)。だけれど、それを受け入れるか否かは、子供の自由、という考え方が重要です。
私自身、生徒を教えていた時や、部下を持ち始めた時は、こちらの指導を受け入れない生徒・部下に随分イライラしていました。ただ、徐々に、最終的にそれをやるかやらないかは、本人の問題だ、と思うようになりました。その方が、親・経営者・上司・先生にとっても、お子様・部下・生徒にとっても、より良い結果になると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
絶対に効果があるか?と言われたら、100%とは言えませんが、結構高い確率で効果があると思っていますので、ぜひ一度お試しください。
ここから随時、読んでいただく文章は追加予定です。例えば、毎年夏休み・冬休みに、1つずつ、親子で時間をとって、本ワークをやっていただく、といったやり方も効果的です。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。本ワークによって、勉強に対してのやる気が向上するお子様がいらしたら、本当に嬉しいです。
コメント
[…] (この『成績を上げるには?【小・中・高】』は、成績を上げたいと思っている小学生・中学生・高校生向けの文章です。)(保護者の方は、親子でできるやる気向上のためのワークショップの1つとして、本文をご利用いただくとより効果的です。) […]
[…] (この『成績を上げるには?【小・中・高】』は、成績を上げたいと思っている小学生・中学生・高校生向けの文章です。)(保護者の方は、親子でできるやる気向上のためのワークショップの1つとして、本文をご利用いただくとより効果的です。) […]
[…] (この『成績を上げるには?【小・中・高】』は、成績を上げたいと思っている小学生・中学生・高校生向けの文章です。)(保護者の方は、親子でできるやる気向上のためのワークショップの1つとして、本文をお読みいただくとより効果的です。) […]