こんにちは。ご覧いただき、ありがとうございます。
第3回は、夏休み・冬休みは、どのくらいの勉強時間が望ましいか?親としてどのように関わったら効果的か?について、お話ししていきます。
夏休みの勉強時間(1日当たり)
理想)中1:4時間・中2:6時間・中3:10時間
必須)中1:1時間・中2:2時間・中3:5時間
冬休みの勉強時間(1日当たり)
理想)中1:4時間・中2:7時間・中3:12時間
必須)中1:1時間・中2:3時間・中3:6時間
- 「理想」の勉強時間を行なえば、次学期に大幅な成績向上が見込めます。「必須」の勉強時間を切ると、おそらく成績が下がります。
- 夏・冬休み全体の合計時間で見てください。例えば中3・理想・夏休みならば、1日当たり10時間で、40日ありますので、10時間×40日=400時間を、夏休み全体で行えば達成したと見なします。そのため、夏・冬休み直後に実力テストがある生徒ならば、休み終了間際の勉強時間はもっと増えるでしょうし、元旦には全く勉強しない生徒も多いでしょう。日によって凸凹ができるのは大丈夫です。
- 学校や塾の宿題を行う時間、塾に行っている時間など、勉強している時間は全て含みます。赤い羽根のポスターを書いている時間等、副教科の宿題を行う時間も含めてください。
- 念のために記しておきますが、テレビを見ながらやっていた時間など、全然集中していない・身になっていない時間は省いてください。時々「この数字・時間をやったのに成績が上がらない」と言ってくる生徒がいましたが、よくよく聞いてみると、図書館にはいたけど動画を見ていた等々、勉強していない時間もカウントしている生徒ばかりでした。「勉強」した時間だけをカウントしてください。
Jアカデミアは、私と生徒4人で始まった塾なので、私も現場で13年・1,000人以上の生徒を実際に担当してきましたが、その経験から、夏・冬休みはこのくらいの勉強時間が必要だと思っています。
多くの方が「こんなに必要なの?」と思われるでしょうが、例えば中3・夏休みで、40日間の合計勉強時間が500時間を超える子は、毎年いました(そういう子たちは、1学期段階では絶対に無理と思われていた高校に合格していきます)。「理想」の数字を大幅に超える生徒たちを何人も見てきましたので、「理想」でも、達成可能な数字だと思います。
保護者の方にお願いしたいこと
- リビング等、お子様も親御さんも見られる場所に、カレンダーを用意してください。
- 夏・冬休みは毎日、就寝前に、お子様に『今日は何時間勉強したの?』と尋ねてください。その問いに答えられるよう、お子様には1日の勉強時間が何時間なのか計測するよう、予め頼んでおきます。
- その数字を、カレンダーに書き込みます。夏・冬休み1日目はこれでおしまいです。
- 2日目以降は、その日の勉強時間を書き込み、更に前日までの時間との累計も記載します。当日の時間とこれまでの累計時間の2つの数字を書きこみます。
これを行うことで、親子双方が、その時点での進捗状況を、常に把握できる状況が整います。
何度か、これをやってくださったご家庭とそうでないご家庭の、次学期の成績推移の比較を行いましたが、明らかにやられたご家庭のお子様の方が成績が上がりました。ぜひ次の夏・冬休みに実践してみてください。
これで本項は終わります。お読みいただき、ありがとうございました。
コメント
[…] 夏休み・冬休みの過ごし方 […]